タンス預金は海外の金融機関に預けた方がよい理由

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コンシェルジュのEmiです。
皆さんご存知の通り、日本の金利は、バブル期と比較すると大幅に下がり、銀行に預けるだけでお金が増える時代は終わりました。「日本の金融機関にお金を預けても、金利なんてあってないようなもの」そう思って、お金をタンスに仕舞いこんでいる方も中にはいるのではないしょうか。

本日は、タンス預金のメリットとデメリットを挙げながら、タンス預金は海外の金融機関に預けた方がよい理由についてご説明します。

タンス預金とは

タンス預金(タンスよきん)とは、金融機関に預けられず、家庭内に保管されている現金のことです。タンスに仕舞われることが多いことから「タンス預金」と呼ばれていますが、家庭内ですぐに引き出せる状態であれば、どこにしまわれていてもタンス預金と同じです。タンス預金は金融機関に預けられないため金利もつきません。長期間になると金融システムから見て現金の死蔵化につながります。

タンス預金のメリット

まずはじめに、タンス預金のメリットについて見ていきましょう。

預金が引き出せないリスクを回避できる

タンス預金は、金融機関に預けず、手元にお金があるため、金融機関からお金を引き出せなくなるリスクを回避することができます。

お金が引き出せなくなる事態とは、金融機関が倒産するかもしれない、という不安から預金者がお金を引き出そうとして取り付け騒ぎが起こるときです。金融機関には、信用不安・倒産リスクがあります。実際、2012年、ギリシャでは、財政危機にあたって取り付け騒ぎが起こりました。さらに、2013年、キプロスでは、預金を引き出せなくするとともに、預金に対して、10万ユーロまでの銀行預金は6.75%、それ以上の銀行預金は9.9%を課税するという政策が発表されました。そのような場合でも、タンス預金であれば課税されることはありません。

先日、NHKで放送された報道特番「『預金封鎖』もうひとつのねらい」では、財産税について「国民が持つ10万円超の預金(その当時の10万円は大金です)や不動産に最高90%課税をし、敗戦による国の借金を国民に負わせる異例の措置」と説明され、400億円の収入があったことが、当時の大蔵大臣である渋沢敬三氏による「国の負担を、国民に転嫁する意図」として報道されました。1,100兆円超の債務が積み重なる日本でも、預金が引き出せない、預金に強制的に課税される、というような事態が起こる確率はゼロではありません。財政が不安定になっているときは、何が起きても不思議ではないことを頭に入れておきましょう。

預金封鎖 – Wikipedia

日本では1946年戦後のインフレの中、幣原内閣において新円切替が施行されると同時に実施された。この封鎖は封鎖預金と呼ばれ、第一封鎖預金と第二封鎖預金に分けられ、引き出しが完全にできなくなるのではなく、預金者による引き出し通貨量の制限や給与の一部が強制的に預金させられるなど、利用条件が設けられた。封鎖預金からの新円での引き出し可能な月額は、世帯主で300円、世帯員は1人各100円であった。1946年の国家公務員大卒初任給が540円であり、それを元に現在の貨幣価値に換算すると、世帯主が約12万〜15万、世帯員が1人各4万弱まで引き出せる。学校の授業料は旧円での支払いが認められていたが、生活費には新円を使うこととなった。最終的に第二封鎖預金は切り捨てられる形となった。 これを踏まえて、2002年10月13日付『Yomiuri Weekly』では新型決済性預金が預金封鎖の布石ではないかとの記事が掲載された。同じく2002年12月発売の『文藝春秋』にて、1997年に当時の大蔵省内部で預金封鎖の検討が行われた旨の記事が掲載された。

タンス預金のデメリット①

次にタンス預金のデメリットについて見ていきましょう。

インフレに弱い

デフレからインフレになったら、お金の価値は下がっていきます。インフレとは、お金の価値が下がり、物の価値が上がる、ということです。インフレが進むと金利が上がります。貯金していれば利子がつきますが、タンス預金には金利はつかないので、お金が増えることはありません。タンス預金だろうと銀行預金だろうと、インフレでお金の価値は下がりますが、利子がつかない分、タンス預金は不利ということになります。

アベノミクスでは、「2%のインフレ目標」を掲げ、そのために「無制限の量的緩和(通貨供給量の拡大)」を公約しています。現在の日本では、インフレ対策について必ず考えておく必要があります。通貨に対するインフレは「円」に対して起こります。そのリスクヘッジとしては「外貨」への運用が有効な手段の一つです。インフレが起きて円の価値が相対的に下がった時、それとは逆に外貨は円に対して値上がりすることになります。そのため、外貨を持つことは、インフレ対策としては有効な手段といえます。

タンス預金のデメリット②

もう一つのタンス預金のデメリットを見ていきましょう。

盗難や災害に弱い

タンス預金の場合、泥棒が家に入って預金が盗まれてしまう可能性があります。火事で家が燃えたり、地震で建物が倒壊したり、津波や浸水など、災害は様々な形で家の安全を脅かします。家が危なくなったとき、自分が危険にさらされるだけでなく、お金にも喪失の危機が訪れる可能性があります。

まとめ タンス預金は海外の金融機関に預けた方がよい

万が一の時に預金が引き出せないリスクを回避できて、なおかつ、インフレや災害に強い対策を考えると、海外の金融機関に預ける、という解決策が考えられます。日本の金融庁の管轄外、すなわち海外の金融機関で資産を管理することで、預金封鎖で資産を没収されたり、財政危機にあたって取り付け騒ぎで預金が引き出せない、というリスクを回避できます。また、金融機関に預けるので、災害の心配もありません。さらに「外貨」を持つことで、インフレにも対抗することができます。

また、日本の金融機関より利息が高い海外の外貨建て定期預金を活用すると、タンス預金や日本の金融機関に預けるよりも、堅実かつ確実にお金を増やすことができます。

例えば、弊社で口座開設をサポートしているカンボジアのアクレダ銀行の口座を開設して、米ドル定期預金(年7.75%)に100万円を預けた場合、年間77,500円の金利収入が得られます。77,500円の金利収入が手に入ったら、好きなものが買えたり、美味しいものが食べられたり、旅行に出かけたり、と生活にゆとりが生まれます。タンス預金だけでなく、日本の金融機関に眠っているお金を海外の金融機関に預けることで、お金がお金を生む仕組みで、私たちの生活がゆとり豊かになり、もっと有意義なことにお金を使えるようになります。

ご覧のとおり、海外に資産を分散して管理することには、たくさんのメリットがあります。タンス預金や銀行に眠っているお金は、海外の銀行で賢く運用することをお勧めします。

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