インド洋に浮かぶ島々!セーシェル法人の口座開設に必要な追加書類3通

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コンシェルジュのMamikoです。主に海外法人の設立に関するサポートを担当しています。

さて、今回のテーマは「セーシェル法人の口座開設に必要な書類」です。私たちは海外法人の設立をサポートしているので、「セーシェルって、どこ?」、「セーシェルの法人税は何%?」、「セーシェル法人が開設できる銀行口座って、どこ?」など、タックス・ヘイヴンとして知られる、セーシェルに関するお問い合わせもいただきます。

そこで今回は、タックス・ヘイヴンやセーシェル、セーシェル法人の口座開設に必要な書類についてご紹介します。基本的に、法人口座の開設には、その法人の役員や株主が現地の銀行に出向かなければなりません。現在、私たちは、HSBC香港や恒生(ハンセン)銀行、OCBC銀行、DBS銀行などの法人口座の開設をサポートしています。

タックス・ヘイヴンとは

タックス・ヘイヴン(tax haven)とは、一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のことで、租税回避地(そぜいかいひち)とも呼ばれています。ちなみに、「オフショア」もタックス・ヘイヴンと同義語で用いられています。

タックス・ヘイヴンの代表的な国は、香港やシンガポール、マカオ、モナコなどがあり、その他にも日本より税金の安い国はたくさんあります。

オフショア法人

弊社がサポートできる海外法人

セーシェルとは

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正式名称「セーシェル共和国」は、アフリカ大陸から1,300kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる国家で、イギリス連邦加盟国です。元々は無人島でしたが、アラブ人の貿易活動や、17世紀頃には海賊の基地として発展、1756年以降フランスが入植するも、1812年に制定されたパリ条項によりイギリスが領有権を得ました。

セーシェルの主要産業は観光業で、「インド洋の真珠」と呼ばれ、主に西洋から美しい海に魅せられて、観光客が訪れるほどです。最近では、イギリスのメディアで、ウィリアム王子とキャサリン妃がセーシェルに新婚旅行に出かけたと報じられたのは記憶に新しいところでしょう。

また、セーシェルは、観光業に次いで、マグロを主とする魚介類、石鹸の材料となるコプラ、ココナッツの輸出なども重要な収入源となり、アフリカにおいて高水準の国民所得を誇っています。

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法人制度

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セーシェルには、セーシェル内で活動する「国内法人」と、同国内で一切事業を行わないことを条件に1994年より許可された「オフショア法人」の二種類があります。

国内法人

国内法人の場合、セーシェル内で不動産購入や商品販売などができます。毎年、決算報告の義務があり、法人税「25〜33%」がかかります。ちなみに、個人所得税は「18.75〜33%」です。

オフショア法人

オフショア法人(IBC、International Business Corporation)は、セーシェル内での事業展開はできませんが、同国外における決算申告や法人税課税が免除されています。毎年の決算資料などは、各法人が決定した保管場所に保管することができます。また、毎年、政府認定の代行会社を通じて政府登記税を納付することで、オフショア法人格は保証されています。

法人口座の開設に必要な書類

銀行にとっては、セーシェル法人は外国法人なので、香港法人の口座開設に必要な書類の他に、3種類の書類が追加で求められます。追加で必要な書類は以下の通りです。

CERTIFICATE OF GOOD STANDING(会社設立証明書)

CERTIFICATE OF GOOD STANDING(会社設立証明書)は会社名、登録番号が記載されています。その他にその会社がセーシェル法務局に登録されていること、すべての支払うべき手数料を支払っていることなどが記載されています。証明書を発行しているのは、日本の法務局にあたるREGISTRAR OF CORPORATE AFFAIRSです。

CERTIFICATE OF INCUMBENCY(会社詳細証明書)

CERTIFICATE OF INCUMBENCY(会社詳細証明書)はエージェントが発行する証明書です。役員や、株主、秘書役、発行している株式数などが記載され、会社がセーシェルの法に則(のっと)って設立されていることを証明しています。

香港会計士からの証明書

香港会計士からの証明書では、会計士がCERTIFICATE OF INCUMBENCY(会社詳細証明書)が正確であることを証明しています。

これらの書類がすべて揃って、はじめて法人口座を開設することができます。

まとめ

インド洋に浮かぶ国家「セーシェル共和国」には、セーシェル内で活動する「国内法人」と、同国内で一切事業を行わないことを条件に許可された「オフショア法人」の二種類があります。

国内法人の場合、毎年、決算報告の義務があり、法人税「25〜33%」がかかり、オフショア法人の場合、同国外における決算申告や法人税課税が免除されています。

セーシェル法人の法人口座を開設するためには、通常の書類の他に、

  • CERTIFICATE OF GOOD STANDING(会社設立証明書)
  • CERTIFICATE OF INCUMBENCY(会社詳細証明書)
  • 香港会計士からの証明書

3種類の書類が必要で、私たちは、HSBC香港や恒生銀行、OCBC銀行、DBS銀行などの法人口座の開設をサポートしています。

2015年5月時点、HSBC香港の法人口座・個人口座を開設するためには、日常会話レベルの英会話力が求められています。英語があまり得意ではない方で、どうしてもHSBC香港の法人口座・個人口座を開設したい、という方は、口座開設のための英会話レッスンを用意しているので、お気軽にご相談ください。

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