みなさん、こんにちは。ノベルエラトラベルの笠原です。アジア各国を中心に海外ビジネス視察ツアーの企画をはじめ、格安航空券の手配や入国査証(ビザ)の代行申請など、旅行にまつわるサポートを担当しています。
さて、今回のテーマは「中国ビザ」です。2015年4月現在、日本国籍を所有する人は、中国での滞在日数が15日間以内の観光であれば、ビザなし(ノービザ)で滞在することができます。その一方で、15日間を超える滞在の場合には、渡航目的に応じたビザの取得が必要になります。
弊社が申請手続きを代行している中国ビザの中で、最もサポート件数が多いビザは「観光(L)ビザ」です。その他にも、商務ビザや就労ビザ、家族訪問ビザなどの申請手続きもサポートしています。
そこで今回は「中国の観光ビザの取得申請」に焦点を当ててお話ししたいと思います。通常、観光ビザの取得には、2営業日以上かかるので、中国に渡航する際には、余裕を持ってビザの申請手続きを行いましょう。
観光(L)ビザとは
観光目的で中国に滞在する日数が15日間を超える場合には、観光ビザの取得が必要です。1次(シングル)ビザは、中国に1回のみ入国できるもの、2次(ダブル)ビザは、2回入国できるものです。何回でも入国できるマルチビザもあります。
- 観光ビザの有効期間は発行日から3ヶ月間
- 観光ビザで30日間の滞在が可能
観光ビザの取得方法
大体どこの国からでも申請することが可能です。中には、海外から申請ができない国(フィリピンなど)もあります。日本国籍の所有者は、最短2営業日でビザを取得することができます。
- 個人で申請する
- 旅行代理店を通して申請する
自分で中国大使館や総領事館へ行ってビザを申請することもできますが、やはりそれなりの手間がかかるので、旅行代理店を通じて申請することをおすすめします。
必要書類
観光ビザ(シングル)の申請手続きに必要な書類は以下の通りです。
- パスポート(原本)
残存有効年数が入国時に6ヶ月以上、空白ページが2ページ以上あるもの
観光ビザ - パスポートの写真ページのコピー(1枚)
A4サイズの用紙にコピー
観光ビザ - 写真(1枚)縦4cm×横3cm
カラー、無地の背景の証明写真
観光ビザ - ビザ申請用紙(4ページ)
インターネット上で情報を入力して、印刷が可能
签证申请表(V2013) / Visa Application Form (V2013)
観光ビザ
- 往復航空券の予約証明書
eチケットのコピー可
観光ビザ - 現地滞在ホテルの予約証明書
注意点
以下の条件に当てはまる方は、ビザが取得できない場合があります。
- オーバーステイ歴がある
観光ビザ - パスポートに古いビザがたくさん貼られている
観光ビザ - 査証なし(ノービザ)で14日間以内の滞在を頻繁に繰り返している
観光ビザ - 2営業日以内でビザが取得できない国(ドイツなど)もあります。
観光ビザ - 子供のビザは、上記の必要書類以外に提出が必要な書類があります。
(戸籍謄本/抄本とその中文/英文翻訳、出生証明書、両親のパスポートコピー、など)
観光ビザ - 国籍によって取得できるビザの種類が異なります。
まとめ
観光ビザについての説明はいかがでしたか?簡単にまとめると、観光目的で中国に滞在する日数が15日間を超える場合には、観光(L)ビザの取得が必要で、同じ観光ビザでも、種類(シングル・ダブル・マルチ)によって、入国できる回数が異なります。申請手続きには、いくつかの必要書類の提出を求められ、ビザの取得には2営業日以上かかります。
もちろん個人で申請することもできますが、手続きには手間がかかるので、労力と時間を節約するためにも、旅行代理店を通じて申請されることをおすすめします。なお、条件によっては、ビザが取得できない場合もあるので、中国に渡航する際には、余裕を持って申請手続きを行いましょう!
【中国に行く前に知っておきたいビザ情報】
※ 中国ビザの申請は余裕を持って行いましょう!