コンシェルジュのRachelです。主にHSBC香港やスタンダードチャータード銀行、恒生銀行など、香港で開設できる銀行口座に関するサポートを担当しています。
さて、今回のテーマは「HSBC香港の口座に入金する方法」です。HSBC香港の窓口で現金や小切手を預けるか、日本の金融機関の窓口やインターネットバンキングから送金すれば、HSBC香港の口座にお金を入れることができます。口座を開設した後、ほとんどの方は日本に帰国されるので、日本の金融機関から海外送金で、自分の口座に入金するのが一般的な方法です。
そこで今回は、「口座にお金を入れて、これからHSBC香港を活用していこう」という方のために、口座に入金する方法と入金する際に必要な情報についてご紹介します。
目次
窓口で現金を預ける
HSBC香港の本店の窓口では、香港ドルだけでなく、香港ドル以外の外貨を入金することができます。また、現金以外にも、小切手やトラベラー ズチェックでの入金も可能です。
HSBC香港の口座はマルチカレンシー(多通貨で管理できる)口座なので、香港ドル以外の外貨を入金する際には、どの通貨の口座に入金したいのか、銀行員に伝えてください。ちなみに、香港ドル口座に入金したお金は、その場で口座に入金されますが、それ以外の通貨の口座に入金したお金は、通常翌営業日以降に反映されます。
入金手続きが完了すると取引明細書が発行されるので、必ず保管しておきましょう。なお、窓口での入金には、入金限度額はありませんが、入金する通貨や金額によって、発生する手数料が異なります。
日本の金融機関から入金する
HSBC香港の口座を開設後、ほとんどの方が日本に帰国されるので、日本の金融機関やインターネットバンキングから海外送金をして、自分の口座に入金するのが一般的です。
海外送金をしたことがある方はご存知だと思いますが、海外送金の手続きは特に難しいことではありません。銀行の窓口で所定の書類に記入して、銀行が設定した手数料を支払うだけで、簡単に送金手続きが完了します。中には、インターネットバンキングや資金移動業者を使って、手数料を節約して海外送金をすることも可能です。
海外送金にかかる手数料についてはこちら
送金先情報について
日本からHSBC香港に送金する際には、受取人銀行コードやSWIFTコードなど、受取銀行の情報が必要です。送金先口座の支店情報がわからない場合には、本店あてに送金をしてください。HSBC香港の本店の情報は以下の通りです。
受取銀行 | HSBC Hong Kong |
支店 | Hong Kong Office |
住所 | Queen’s Road Central, Central, Hong Kong |
受取銀行コード | 004 |
SWIFTコード | HSBCHKHHHKH |
受取人 | 受取人(自分)の口座名義 |
受取口座番号 | 受取人(自分)の口座番号 |
よくあるご質問
海外送金や海外預金など、海外口座についてよく寄せられるご質問とその回答をご紹介します。
海外に送金をすると、税金が発生しますか?
A 海外に送金しただけでは、税金は発生しません。ただし、100万円を超える送金については、金融機関に対して、税務署への報告義務が課されていませす。
海外の口座に預金をすると、税金が発生しますか?
A 海外に口座や預金があるからと言って、税金が発生することはありません。平成24年度税制改正により、5,000万円を超える海外資産がある人は、国外財産調書の提出が義務付けられました。
海外預金の利子に対する課税はどうなりますか?
A 海外の銀行に預金した利子は、利子所得として総合課税となります。年間の給与所得が2,000万円以下の給与所得者は、給与以外の所得が20万円以下の場合には「確定申告不要制度」が適用されるので、確定申告を不要とすることができます。
まとめ
以前にご紹介しましたが、現在、日本人が香港で開設した銀行口座のうち、約80%がHSBC香港の口座と言われています
HSBC香港の口座は、12種類の通貨で資産を管理でき、最先端のインターネットバンキングシステムが使え、世界中のATMから現地通貨を引き出せる、といったとても便利な機能があります。そこで今回は、口座をうまく活用したい、という方のために、HSBC香港の口座に入金する方法とその際に必要な情報についてご紹介しました。
日本の金融機関の窓口やインターネットバンキングを利用すれば、簡単にHSBC香港の口座に入金することができます。海外送金するためには、受取銀行コードやSWIFTコードなど、HSBC香港の情報が必要なので、忘れないようにこの情報をブックマークしておきましょう!