このページではなぜミャンマーでの投資が魅力的なのか、当社が考える理由を時代背景をもとに3つの根拠からご説明いたします。
なぜ今ミャンマーなのか?
ミャンマー(ビルマ)民主化運動の
象徴的存在であるアウンサンスーチーさん
ミャンマーという国について皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
アウン・サン・スーチーさん、映画「ビルマの竪琴」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
長く軍事政権下にあったミャンマーは、アメリカを中心とする先進諸国による経済制裁を受け、ミャンマー国民は非常に貧しい生活を強いられてきました。苦難の歴史を刻んできたミャンマーですが、2012年4月1日の公正な選挙によりスーチー氏率いる民主党が圧勝しました。この出来事により実質的な経済封鎖が解除され、ミャンマーの真の開国が実現した歴史的瞬間でもありました。
そのむかし、日本も長きにわたり鎖国の時代がありました。
やがてその時代が終わり、新しい時代の幕開けとなるのですがその明治の日本を想像してみてください。
今まさにミャンマーに起ころうとしていることです。
外資が入ってくる。今まで無かったプロジェクトが入ってくる。ビジネスチャンスに恵まれるミャンマー人も多い事でしょう。
国が、国民が、いま大きな変化の流れ中にいるのです。
優位性① 地理的ポジション
軍事政権下の物流ルート(青)
民主化後の物流ルート(赤)
ミャンマーは、中国・インドという大国と接しています。両方とも世界屈指の人口大国であり、世界人口の大多数を占める国です。
民主化になる前のミャンマーと現在とでは、物流量の違いがどれだけあることでしょうか?
まだミャンマーが鎖国の時代だった頃は、中国-インド間の物流はシンガポールを経由して遠回りしていました。そのおかげでシンガポールは、外から多くのヒト・モノが入ってくるようになり、現在のシンガポールの姿へと経済発展を遂げました。この状況と物流の動きからも、今後のミャンマーのうごきを分析することが可能です。いままでミャンマーが経済封鎖されていた関係で、シンガポールの経済的繁栄には、国の優れた政策ももちろんですが、こういった事情も大きく影響を与えています。
ミャンマーの経済制裁が完全に解除されシンガポール同様、自由なヒトとモノの流れが加速すれば、それはミャンマーが、今後アジアの物流の交易路となり、経済の中心地ともなり得ることが想像に難くないでしょう。
優位性② 資源国としてミャンマー
ミャンマーは、資源国としても有力なポテンシャルを秘めています。
原油、天然ガス、石炭などのエネルギー資源を豊富に有しています。
鉄・金など多くの地下天然資源や翡翠(ひすい)・チーク木材といった輸出資源も多く持っています。国土の大半を海に面している事から海洋資源、海産物も豊富に採れます。
また2500年の歴史を持つビルマ仏教(上座部仏教)の壮厳な歴史的建造物など、観光資源も豊かです。
さらには、6500万人という多くの勤勉な国民、誠実でエネルギーに満ち溢れた国民がいます。
資源と活動力に恵まれながら、今までその力を発揮することができなかった国。それがミャンマーなのです。
優位性③ 民主化したミャンマー
2012年4月1日の選挙を受けて、民主化がスタートしました。
そのスタートとは、経済開放のスタート合図でもあったのです。本当にそうなのか?という疑問もあるかもしれません。しかし、それは具体的に民衆の生活の中に現れているのです。
例えば、携帯電話のSIMカードの値段が大幅に下落しました。軍事政権下にあった時は150万チャット(現地通貨1チャット=0.1円)15万円とかなり高額だったものが、一般市民に身近なものにしようと国の政策で2013年4月に発売された低価格SIMカードが、1/1000の1500チャット=150円で販売されました。さらには車の輸入価格などにも大きな変化が出ています。ミャンマーでも日本車が人気なのだが、中古車輸入に対する規制がなく、手数料は10万以下で日本の半額以下、1t以下のトラックは50000円以下で輸入することができるとあって輸入代行業者もかなり増えています。
上記で挙げた例はほんの一部で、ミャンマーの人々の日常の中で、商談などの光景を目にしない日はありません。本当に多くの民衆が、今を人生の転機と据えてアクティブに動いています。
国が、それを形成する国民一人ひとりが、心の底から豊かになろうとしている人間的エネルギーを感じます。このエネルギーに躍動され世界各国の動きや国連などの動きも民主化を後押ししています。