アクレダ銀行のVisaデビットカードを上手に使いこなす方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コンシェルジュのEmiです。主に海外口座に関するサポートを担当しています。
さて、今回のテーマは、世界中のVisa加盟店やATMで使える「Visaデビットカード」です。クレジットカードに比べると、日本では普及率が低いデビットカードですが、最近では、スルガ銀行や楽天銀行、りそな銀行など、Visaデビットカードを発行している国内の銀行も見受けられます。Visaデビットカードによって多少の違いはあるものの、年会費無料、キャッシュバックや特典ポイント、海外ATMから手数料無料で現地通貨を引き出せる、などの特徴が挙げられます。

そこで今回は、Visaデビットカードの特徴や、アクレダ銀行のVisaデビットカードを上手に使いこなす方法ついてご紹介します。

Visaデビットカードとは?

Visaデビットカードは、簡単に言うと、クレジットカードと現金のメリットを兼ね備えた、世界中のVisa加盟店で利用できるカードです。Visaデビットカードについて、わかりやすいWebサイトがありましたので、ご紹介します。

Visaデビットで、買い物しながら、お金の管理。

使い方はクレジットカードと同じ

Visaマークのある加盟店で、クレジットカードと同じ手順で利用できます。ただし、分割払い・ボーナス払い・リボ払いは利用できません。

簡単に支出管理ができる

原則、口座残高(支払可能残高)を上限として、Visaデビットカードの利用の都度、口座から取引金額の引き落とし、あるいは取引金額相当分が留保されます。口座残高が上限なので、支出の管理がより簡単になり、クレジットカードのような使いすぎの心配が減るので、子どもにも安心して持たせることができます。中学生を除く15歳以上の方であれば申し込みができるものもあります。

世界中のVisa加盟店やATMで使える

世界中のVisa加盟店で利用することができ、200の国と地域に設置されている150万台以上のVisaもしくは、PLUSマークがあるATMで、自分の口座から現地通貨を引き出すことができるので、海外旅行へ行かれる方にもおすすめです。

VISA & PLUS

日本国内では、ゆうちょ銀行とセブン銀行のATM(ATMロケーターはこちら)からお金を引き出すことができます。

意外と知られていない特徴も

年会費や初期手数料がかからないSURUGA Visaデビットカードや、楽天スーパーポイントがたまる楽天銀行デビットカード、マイルがたまるりそなVisaデビットカードなど、カードによって意外と知られていないメリットがあるので、自分に合ったカードを見つける楽しみもあります。

アクレダ銀行のVisaデビットカードの特徴

ACLEDA Visa

それでは、アクレダ銀行が発行するVisaデビットカードの特徴について見ていきましょう。

アクレダ銀行は「International」と「VIP」の2種類のVisaデビットカードを発行しています。アクレダ銀行の口座を開設して、普通預金口座に『100USドル』を入金すると、デビットカードを申し込むことができます。デビットカードの発行費用『3USドル』は普通預金口座から自動的に引き落とされ、およそ1ヶ月後にお客様のご自宅に郵送されます。

米ドル建て

アクレダ銀行のVisaデビットカードは、普通預金口座に直結しています。ちなみに普通預金口座は米ドル建て口座なので、米ドル建てのデビットカードが発行されます。

例えば、日本でのお買い物にアクレダ銀行のVisaデビットカードを使った場合、お買い物時のアクレダ銀行のUSドル/円の為替レート(為替レートはこちら)で換算され、普通預金口座からすぐに代金が引き落とされます。また、USドル以外の通貨でATMから引き出す際にも、出金時のアクレダ銀行の為替レートで換算され、普通預金口座からすぐに代金が引き落とされます。

Foreign Exchange

金利 “年0.50%” がつく

2015年4月現在、セブン銀行の普通預金の金利が最も高く『0.05%』、日本の三大メガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)の普通預金の金利は横並びで『0.02%』、ゆうちょ銀行の普通預金の金利は『0.03%』となっています。

その一方でアクレダ銀行の普通預金の金利は『年0.50%』です。日本の銀行に比べると10倍以上の金利なので、日本の銀行にお金を預けるよりもアクレダ銀行に預けたほうが利息がつき、お金が増えていきます。

Savings Account

手数料

「International」デビットカードの年会費は『10.80USドル』、「VIP」デビットカードの年会費は『100USドル』です。その他に、カンボジア国外のATMから引き出し時には、『4USドル+取引金額の1%』の手数料がかかります。

日本の銀行が発行しているVisaデビットカードの中には、年会費無料や海外ATM手数料が無料のものがあるので、それと比べると少し割高に感じますが、実は、日本の銀行が発行しているVisaデビットカードの円換算レートは、Visaインターナショナルサービスアソシエーション(国際提携組織)が定めたレートに2.5%~3%ほど上乗せしたものなので、為替手数料は安くはありません。ちなみに円換算レートは公開されていません。

ACLEDA VISA Debit Card

利用限度額

「International」と「VIP」デビットカードともに、1日の利用上限回数は10回です。また、Internationalデビットカードの1日あたりのATM・ショッピング・ネットショッピングの利用限度額は、『1,000USドル(ATM)・4,000USドル(ショッピング)・2,000USドル(ネットショッピング)』、VIPデビットカードは『10,000USドル(ATM)・20,000USドル(ショッピング)・10,000USドル(ネットショッピング)』となっています。利用限度額に余裕をもたせたい方には、VIPデビットカードがおすすめです。

ACLEDA VISA Debit Card Transaction Limit

まとめ

アクレダ銀行のVisaデビットカードは、日本の銀行が発行しているVisaデビットカードのような、ポイントやマイルがたまる特典やキャッシュバック機能はついていませんが、他のデビットカードと同じように、クレジットカードと現金のメリットを兼ね備え、世界中のVisa加盟店や、200の国と地域に設置されている150万台以上のVisaもしくは、PLUSマークがあるATMで、自分の口座から現地通貨を引き出すことができます。

また、アクレダ銀行のデビットカードの特徴として、米ドル建てであること、そしてカードが直結している普通預金口座の預金金利が『年0.50%』であることが挙げられます。

それらの特徴を踏まえると、もし日本の銀行に預けているお金があれば、金利の高いアクレダ銀行の普通預金口座と定期預金口座にお金を預けて増やしながら、日本でのお買い物や海外旅行の際に、為替レートを確認しながらVisaデビットカードを上手に使い分けることが、現実的な活用方法ではないでしょうか。

日本の銀行や海外の銀行、日本のデビットカードや海外のデビットカードなどの組み合わせを上手に活用して、効率的に資産管理・運用を行っていきましょう。

【海外のデビットカードに興味のある方にオススメ!】
日本にいながら、郵送で申し込める米ドル建てデビットカード
※ 香港に渡航して、申し込める香港のデビットカード

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*